スマートキー電池交換の方法と注意点を詳しくご紹介
2025年5月20日

「朝、車に乗ろうとしたらスマートキーが反応しない」
「ドアの開閉やエンジン始動ができない」
そんな経験はありませんか?
スマートキーの電池切れは突然訪れ、普段通りに車を使えなくなることがあります。
本記事では、スマートキー電池交換の方法や注意点を詳しくご紹介します。
トヨタ、ホンダをはじめとする主要8メーカーの車種に対応した情報を掲載していますので、ご自身の車種に合わせて参考にしてください。
すぐに対応が必要な場合は、24時間365日対応で最短5分で到着してくれる「鍵の24時間」へ、お電話でご連絡ください。
目次
スマートキーを交換する前にまず確認!

スマートキーの電池交換を始める前に、まず本当に電池切れが原因かどうかを確認しましょう。
スマートキーが反応しない原因は電池以外にもあるため、無駄な作業を避けるためにも事前チェックが重要です。
スマートキー電池交換前に確認すべきポイント

スマートキーが反応しない場合、すぐに電池交換を考える前に、これらの点を確認してみましょう。
メカニカルキーを使ってドアを開ける

スマートキーが正常に作動しない場合、内蔵されているメカニカルキー(非常用の金属製キー)を使用することで、ドアの開錠が可能です。
しかし、注意点として、この操作を行うと、車両のセキュリティシステムが「不正な開錠」と判断し、警告音(セキュリティアラーム)が作動することがありますので注意してください。
これはエンジンをかければ止まるため、以下の手順に沿って行ってみてください。
- ブレーキ(クラッチペダル)を踏む
- スマートキーをPUSHボタン(エンジン始動ボタン)に当てる
- 音が鳴ったらボタンをおしてエンジン始動
スマートキーの電池は1~2年で交換が必要です

スマートキーの電池は、常時微弱な電波を発しているため、一般的に1~2年が寿命とされています。
車種によっては、メーター画面に電池残量の低下を知らせる表示が出ることもありますので、これらのサインを見逃さず、早めの電池交換を心がけることが重要です。
各メーカーごとの電池交換方法まとめ

スマートキーの形状や使われているボタン電池の種類、電池切れの際のエンジンのかけ方は、メーカーによって少しずつ異なります。
お使いの車に合った方法を確認して、万が一のトラブルに備えましょう。
交換は基本的にマイナスドライバーを用いて、傷がつくのを防ぐため、布などを巻いて保護して作業をしてください。
トヨタのスマートキーの電池型式と交換方法

トヨタの車はプリウス、アルファード、アクアをはじめとする多くの種類の車があり、スマートキーの種類は(2025年2月現在)大きく分けて6種類あります。
現在、電池の種類はCR2032やCR1632が使用されていますが、同じ車種でも年代によってキーの型式が異なるため、必ずお手持ちのスマートキーの電池型番を確認してから交換用電池を購入してください。
ボタン電池の交換手順
- スマートキーの解除ボタンを押しながらメカニカルキーを抜く
- 抜いたキーの部分にマイナスドライバーをかませ、カバーを外す
- 電池を取り出し、新しい電池を+極を上にして取り付け
緊急時のエンジンのかけ方
- シフトレバーがPの状態でブレーキペダルを踏む
- ブザー音が鳴るまでスマートキーのロゴ面をPOWERスイッチに当てる
- ブレーキペダルを踏みこんで表示灯が緑色であることを確認する
- パワースイッチを押し、エンジンハイブリッドシステムを始動する
ホンダのスマートキーの電池型式と交換方法

ホンダの車はフィット、ヴェゼル、N-BOXをはじめとする多くの種類の車があり、スマートキーの種類は(2025年2月現在)大きく分けて3種類あります。
電池の種類はNシリーズに該当する細長いタイプのスマートキーはCR1632が使用されています。
そのほかの車は、太めのスマートキーに該当され、CR2032が使用されています。
車種が同じでも年式によってキーが異なる場合があるため、電池交換の前に必ず型番を確認しましょう。
ボタン電池の交換手順
- 横のボタンを押しながらメカニカルキーを抜く
- ボタンを下側にしてカバーを外す
- + と- を間違えないよう、電池を交換する
緊急時のエンジンのかけ方
- シフトレバーがPの状態であることを確認する
- 「ピーピー」とブザー音が鳴るまでPOWERスイッチを押す
- 点滅している間にスマートキーのロゴをPOWERスイッチに押し当てる
- POWERスイッチが点灯している間にブレーキペダルを踏みながらPOWERスイッチを押す
日産のスマートキーの電池型式と交換方法

ニッサンの車はセレナ、ノート、エクストレイルをはじめとする多くの種類の車があり、スマートキーの種類は(2025年2月現在)大きく分けて2種類あります。
日産独自で開発したインテリジェントキーシステムはの電池の種類はCR2032やCR2025が使用されています。
ボタン電池は近くのコンビニでも買えるので、気になった方はぜひ試してみてください
ボタン電池の交換手順
- インテリジェントキー裏側のロックを外しながらメカニカルキーを取り出す
- マイナスドライバーを隙間に入れカバーを取り外す
- 所望した電池を取り外し新しい電池を+極を下にして取り付ける
緊急時のエンジンのかけ方
- シフトレバーがPの状態であることを確認する
- ブレーキペダルを踏み、スマートキーのロゴマークをスタートストップエンジンスイッチに接触させる
- ピピッとなったらエンジンが始動する
スズキのスマートキーの電池型式と交換方法

スズキの車はソリオ、スペーシア、スイフトをはじめとする多くの種類の車があり、スマートキーの種類は(2025年2月現在)大きく分けて2種類あります。
電池の種類は2種類ともCR2032が使用されています。
誤った電池を使うと故障の原因になるため、ご自身で交換する際は型番を必ず確認しましょう。
ボタン電池の交換手順
- インテリジェントキー裏側のロックを外しながらメカニカルキーを取り出す
- 隙間にマイナスドライバーを入れカバーを取り外す
- カバー部分に+マークがあるのでそれと対応するように新しい電池を取り付ける
緊急時のエンジンのかけ方
- シフトレバーがPの状態でブレーキペダルを踏む
- ブレーキを踏んでエンジンスタートストップスイッチを押す
- エンジンスタートストップスイッチにスマートキーを2秒ほど押し当てる
マツダのスマートキーの電池型式と交換方法

マツダの車はMAZDAシリーズ、CXシリーズをはじめとする多くの種類の車があり、スマートキーの種類は(2025年2月現在)大きく分けて2種類あります。
旧型の左図のものはCR2025が使用されており、右図の新型のものはCR2032が使われています。
お手持ちのスマートキーの電池型番を確認したうえで、交換用電池を購入してください。
ボタン電池の交換手順
- つまみを引いて裏側(ロゴがない方)のカバーをスライドさせて取り外す
- 爪の部分を浮かして表側(ロゴがある方)のカバーを浮かせる
- マイナスドライバーでカバーを取り外す
- 電池を交換する
緊急時のエンジンのかけ方
- ブレーキペダルをしっかりと踏む
- スタートストップエンジンの表示灯が点滅するのを確認してから、ロゴ中心をスタートストップエンジンスイッチに重ねる
- 点滅が点灯に変わったらスイッチを押す
スバルのスマートキーの電池型式と交換方法

スバルの車はレックス、フォレスター、クロストレックをはじめとする多くの種類の車があり、スマートキーの種類は(2025年2月現在)大きく分けて2種類あります。
スバルのスマートキーはアクセスキーと呼ばれ、電池の種類はCR2032が使われています。
電池の型番を見誤ると装着できないこともあるため、ご自身の現物をチェックしてから購入することをオススメします。
ボタン電池の交換手順
- 裏面の銀色のボタンを押し、メカニカルキーを抜きます
- マイナスドライバーを使いカバーを外す(銀色のボタンが外れやすいので注意)
- +極を上に電池を交換する
緊急時のエンジンのかけ方
- シフトレバーがPの状態なのを確認し、ブレーキペダルを踏む
- アクセスキーをプッシュエンジンスイッチに触れるまで近づける
- 完了するとブザーが鳴り、電源が入ります
ダイハツのスマートキーの電池型式と交換方法

ダイハツの車はレックス、フォレスター、クロストレックをはじめとする多くの種類の車があり、スマートキーの種類は(2025年2月現在)大きく分けて3種類あります。
ダイハツのスマートキーは電子カードキーと呼ばれており、電池の種類はCR2032が使われています。
交換の際は、ご自身のスマートキーに合った電池かどうかを必ず確認してから購入しましょう。
ボタン電池の交換手順
- 背面のレバーをスライドさせ、メカニカルキーを抜く
- マイナスドライバーなどでカバーを外す
- 新しい電池を+極を上にして取り付ける
緊急時のエンジンのかけ方
- ブレーキペダルをしっかり踏む
- 電子カードキーのロゴの部分をプッシュボタンに近づけてエンジンをかける
- 緑色のランプが点灯したらエンジンを始動する
三菱のスマートキーの電池型式と交換方法

ミツビシの車はデリカ、アウトランダー、ランサーをはじめとする多くの種類の車があり、スマートキーの種類は(2025年2月現在)大きく分けて3種類あります。
ミツビシのスマートキーはキーレスオペレーションキーと呼ばれ、電池の種類はCR2032が使われています。
ボタン電池はコンビニやネットショップ、100円ショップやドラッグストアでも手に入りますので、ぜひチャレンジしてみてください。
ボタン電池の交換手順
- レバーを横にして鍵を抜く
- 接合部にマイナスドライバーなどを差し込んでカバーをはずす
- ピンセットなどで電池を取り出し、新しい電池を+極を上にして取り付ける
緊急時のエンジンのかけ方
- 駐車ブレーキがかかっていることを確認します
- セレクターレバーがPに入っていることを確認します
- キーボックスにキーレスオペレーションキーを差し込みます
- ブレーキペダルをしっかり踏み、パワースイッチを押すと、メーター内のREADY表示灯が点滅し、エンジンが起動する
- エンジンが起動した後はキーボックスからキーレスオペレーションキーを抜く
スマートキーを長く使うために
日ごろのちょっとした気配りが、スマートキーをより長く使うコツです。
定期的なメンテナンスを心がけましょう。
こまめな電池交換
スマートキーの電池寿命は一般的に1~2年程度とされています。
突然の電池切れによるトラブルを避けるためにも、前もっての交換が大切です。
保管場所に気を付ける
スマートキーは常に微弱な電波を発しており、磁石や電子機器の近くに置くと電池の消耗が早まる可能性があります。
できるだけ電磁波を発する 機器の近くを避け、適切な場所で保管しましょう。
スマートキーケース

スマートキーケースは厚みや重みがあり、持ち歩きに悩む方も多いかもしれません。
うっかり落としてしまう危険性もありますが、ストラップやキーホルダー付きのケースを活用することで、バッグに取り付けたり、首から下げたりと、持ち運びやすくなります。
最近では、ファッション性を重視したデザインのケースも多く、女性でも持ち歩きやすいアイテムが豊富に展開されています。
冷静に対処することが大切です
ここまで各メーカーごとのスマートキーの電池交換方法と注意点を紹介してきました。
スマートキーの取り扱いで不安を感じることもあるかもしれませんが、冷静に対処することが大切です。
日頃のちょっとした確認が、紛失や故障などのトラブルを防ぐポイントになります。
鍵の24時間では日本全国、出張対応受け付けております!

スマートキーを含む鍵のトラブルは、突然の出来事であり、時間や場所を選びません。
スマートキーの電池交換をしても解決しない場合や、交換方法にお困りの際は、24時間対応の鍵の24時間にいつでもご連絡ください。
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